愛し、愛され

ここ数日間ぬくぬくと過ごす。
ある日から、はたとそれまでの緊迫感、
緊張感が消えてしまったものだから自分自身拍子抜けした。
躁鬱病ならば「躁」のほうかもしれない)
モーツァルトの音楽がしっくりくる。
それも長調の曲がときどきみせる「影」に。フルートとハープのための協奏曲。パイヤール盤。
ショスタコービッチの「24の前奏曲とフーガ」もそうだが、こちらはフィットし過ぎるのか、聴いていて怖く、寂しくなってとてもとおしては聴けない。ニコラーエワ二回目の録音。
行き先不明、桃源郷シューベルトピアノ曲もよさそうだ、と聴きたくなって棚をみたらあいにく手元にない。以前からチェックしていた内田光子氏の「即興曲集」か「ピアノソナタ」を近く買いにいこうかと思案。
シュナイト&神奈川フィルのCDも欲しいし、ペレーニ師のバッハも買わざるべからず…どれも落とせない、困った。
店頭で見つけた順にしようか、先着にすれば、
仕方ない。
とりあえずは見通しをつけ、地に足をつけ、進まねば。
と思ったはいいが、朝我が布団は私を放してくれるだろうか。毎朝愛されてたまらない。ずるずるとした関係には終止符を打たねばなぬ。