試行錯誤の日

夕方、部屋で楽器を弾いていると、ピンポーン、と「ピュア・ブリランテ」が届く。
試してみたら、奏者が優柔不断なせいもあって、やはり一筋縄ではいかない。
弦を変えたせいか、はたまた今日の湿度等、楽器の機嫌の問題か。案外スッピンでも鳴るようになってるし。
ただ、ブリランテをつけるとG線ハイポジションのFが「吠える」ようになった。全体の鳴りはよくなったが。良くなったうち、C線の変化はおそらく、ほぼ同時に変えた弦によるところ多し。
ブリランテをつけるのであれば音色に馴染むまでもう少しつけて弾かないと。
今のウルフ・キラーはゴムが変形してるようだし。ゴムだとやはり響きが抑えられる。


スピロコア(タングステン)はパワーがある。なんかむやみに鳴らしてしまいがちになるので気をつけなきゃならない。
A,Dラーセン、G,Cスピロコアが良いと聴いていたがそうなのかもしれない。
今A,Dに張っているパーマネントは張りがあって美しい音色だが、その音色の柔らかさ特にD線が下二つとキャラが違う感じがする。でもパーマネントも気に入っている。
もちろん変えた直後だから全体として違和感があるのかもしれない。
いい具合に馴染ませられるか、と。いや、心配よりは今後変わっていくであろう過程が楽しみだ。


追記:その後『弦楽器の仕組みとメンテナンス2』を見てみたところ「G線ハイポジションのf〜fis音位はD線のそれよりも目立つ」とのこと。あまり神経質になるのはよくないようだけれど、G線のハイポジf音も必要な音だからなあ。