緩やかに流れる時間、けだるさ

日曜日は近くの神社でどんと際の手伝いをしていた。
朝の八時から夜中一時まで車の誘導や御神酒を注いだり。
さすがに翌朝からだの節々が痛い。
週の初め、そうも言ってられないのでいつもどうり自転車で数十分、学校へ。
試験勉強もせねば。


疲れて帰り、寝床でピレスのシューベルト即興曲集をかける。
残響をまとって柔らかい音、どこで録ったのか、ホールではこうは響かないよなあ、
と思いつつも、このゆったりとした陶酔感はいい。疲れて帰ってくると特に、この音にすぅーと吸い込まれ、
この優しく淡〜いおとに慰められる。

チェロを始めてから、チェロの録音を聴く頻度が落ちた。もちろん嫌いになったわけではないのだけれど、室内楽管弦楽を流していると無意識に耳がそっちにいってしまう。
なので、こういうただただ身をゆだねたい時はピアノやクラシックに限らないボーカルを聴く。